現在対応している被害者の方でCRPSが疑われる方がいます。

先日病院同行して、医師に今後の治療計画について尋ねると、脊髄電気刺激療法がいいとのことです。

脊髄電気刺激療法とは、脊髄に刺激を与えるために脊髄と脊椎の間にある硬膜外腔というスペースにリードという導線と、お腹やお尻などに充電池を埋め込む事で、微細な電気信号である刺激を脊髄に到達させて、パレステジアと呼ばれる刺激感覚を作りだし、生じた感覚信号と痛みを脳に伝えている信号とを置き換えることで痛みを和らげる治療法です。

痛みの症状は個人によっても大きく異なりますし、1日の内でも時間帯によって異なるため、痛みの変化によって自分自身で電源のオンやオフ、強弱を調節できます。

埋め込み手術に要する入院期間は約2週間で、最初の1週間目は、まず充電池を埋め込まずに、お試し期間としてリードをいろいろな場所に動かして最も効果がある場所を探り、その上で充電器を埋め込みます。

充電池は500円玉より二回りほど大きく、5~10年で充電池の入れ替えが必要です。
痛みがなくなれば取り外すことも可能です。
充電の仕方としては、充電器を充電池が埋め込まれているお腹やお尻の上に置くだけで充電できます。

この治療法ですが、痛みが軽減されることは期待できても、完治するまでの期待は持てない事から、費用対効果を考えじっくり検討する必要があります。

交通事故無料相談受付中!